引きこもりの子どもが外に出られるようになるには?
- キュラスクール
- 2022年3月18日
- 読了時間: 4分
みなさんこんにちは!自立訓練・生活訓練で
今回の題名にもあるように、親も本人も引きこもりからどう脱出できるのか、とても不安になりますよね。ここではどのようなきっかけがあれば自宅から少しずつでも外へ出られるようになるか、伝えていきたいと思います。それでは見ていきましょう!
考えすぎないこと!
自宅に引きこもってしまっている方は、考えてしまう時間がかなりあります。引きこもりの時間や期間が長ければ長いほど、「どうしたらいいんだろう。。。」と不安に駆られ、考え込んでしまう傾向にあります。特に夜考え込んでしまうのは、不眠の原因にもなりますし、身体もだるくなり、朝は起きれなくなって、日中に眠くなってお昼寝してしまいます。そのお昼寝にすら罪悪感を抱いてしまい、それについても考えてしまう。そしてますます外に出たくなくなってしまうという負のループに陥ってしまいます。
一度、リセットする勢いで「何も考えない!」という思考も必要です。
今、あれやこれやと考えていることはもしかしたら、今考えなくても良いことかもしれませんし、今解決しなくても良いこともあります。なにより、自分自身の心や身体を第一に大切にしましょう!

何を考えてしまっているのか?
引きこもりになってしまって「どうしてこんなことに。。」「なんでだ。。」と考え込んでしまっていませんか?例えば、こんな考えです。
「何が悪くてこんな生活になってしまったんだ。。」「もし、あの時にこうしておけばよかった。。」などです。
こういった考えをしてしまうと、過去の自分を責めてしまい、さらに心が重くなってしまいます。もし、考えるのであれば違う考えをしてみましょう。それは、原因ではなく、「意味」を考えてみるのです。ほんの少し、わずかでいのです!
「こうなる前ってすごい頑張ってたなー」「こうなって心も身体もやすめてるなー」「パソコンばかりやってたからなんか打つのはやくなったなー」みたいに引きこもって得したことを考えてみてください!
ほんの少しでも良い意味がみつかると心に余裕も出てきますよね!
低いラインでいいんです!!

引きこもってしまう人は何かに挫折をしたりしてきています。いわば、頑張りの最高潮を経験しました。毎日が全力疾走で駆け抜け、その結果として疲れ果ててしまい倒れこんでしまいましたね。よく頑張ってきました!
今はゆっくりでいいんです!焦らずゆっくり歩いて、時には立ち止まりましょう!
そして、今自分のできる一番低いラインから始めてみましょう。低いラインってなに?って考えてしまいますよね。仕事で例えるなら、まずお休みをする。しばらくしてまだ復帰は難しいなとあれば、もう少し休む。でも仕事したいけど、自信がない。
それでいいんです!無理に仕事に行っても長く続けるのは急には難しいですよね。
そんな時は、生活のリズムを整えることから始めてみませんか?朝起きて、昼間に少しでも活動して、夜寝る。今まで考えなくても当たり前にしていたこと、基礎的な部分を戻していきましょう。
徐々に戻していき、その徐々にできた部分を継続できたらGOODです!
休息とゆっくりを使い分ける!

生活リズムが整ってきたら、外の空気を吸いに玄関先でもいいので出てみましょう。日の光を浴びたり、風を肌で感じたり、雨の音を聞いてみたり。そんなことができたら第一歩を踏み出したと言えるでしょう!でも、動きたくないときももちろん出てきます。それは誰にでもあることなのです。もちろん私自身も外に出たくない、動きたくないときはあります!
無理に頑張りすぎて、また後戻りしてしまっては今までの頑張りや時間がもったいないですよね!
なので、無理に頑張って外出しないでください。今は休息の時間なのですからね!!
そしてまたできるときにゆっくり歩き始めてみましょう!

まとめ
本人はもちろん、関わる親もまた焦らずゆっくり見てあげてください。早く仕事に行きなさい、学校に行きなさいと言われることがストレスとなり引きこもってしまう原因を作ってしまいます。まずは焦らない、焦らせないこと!そして、仕事や学校にとらわれすぎず、徐々にステップアップできるようにしましょう!また就労や学校に自信がつかなければ、自立訓練・生活訓練などの支援を利用し、生活リズムから構築することが大切になってきます。
このブログを読んでいただいたみなさまが、少しずつでも外に出られるようになれることを願っています!